Python基礎

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  • 2018.12.06

数値を丸める関数

数値を丸める方法  Python では組み込みの関数やモジュールを用いて数値を丸めることが可能です。この記事では、組み込みの round() 関数や NumPy の round() 関数、format メソッドを使って数値を丸める方法について解説します。 round()  Python の組み込み関数 round() は受け取った整数または浮動小数点数を指定した桁で丸めます。第1引数のみを指定した場合は小数点を丸めて整数を返します。 # PYTHON_ROUND # In[1] # 10.4を丸める a = round(10.4) # 10.5を丸める b = round(10.5) # 11 […]

  • 2018.11.18

print(), input()

print()  print() は受け取ったオブジェクトを様々な形式で表示する関数です。int や float などの数値はそのまま渡します。文字列を出力するときはシングルクォーテーションまたはダブルクォーテーションで囲むようにします。 # PYTHON_PRINT # In[1] print(100) print('Python3') print("Anaconda") # 100 # Python3 # Anaconda  複数のオブジェクトを並べて表示させることもできます。 # In[2] print('NumPy', 'SciPy', 'SymPy') # NumPy SciPy S […]

  • 2018.11.04

lambda式 (無名関数)

lambda式(無名関数)  コードの中で変数を使った簡単な定型処理をしたいけれど、関数として定義しておくほど大したものではなく (他のコードで再利用する予定もなく)、そのコードで使い捨てするような関数があれば便利です。Python の lambd式 (ラムダ式) がまさにそうした機能をもつ簡易関数です。lambd 式は基本的に lambda 引数 : 式 という形で定義します (引数なしで定義することもできます)。lambda 式は名前をつけずに関数を宣言するので、無名関数 (匿名関数)とよばれることもあります。 lambda 式の基本的な使い方  まずは lambda 式を使った簡単なコー […]

  • 2018.10.31

文字列の改行 (エスケープシーケンスとraw文字列)

Pythonで改行する方法  Python の文字列を改行するいくつかの方法について解説します。 トリプルクォーテーションによる改行  Python ではトリプルクォーテーション (''')、またはトリプル・ダブルクォーテーション (""") で囲むことによって、改行 を含む文字列を定義できます。 # PYTHON_TRIPLE_QUOTATION_MARKS # In[1] # トリプルクォーテーションで改行を含む文字列を定義 sentence_1 = '''[運動の第1法則] 外部から力を加えられなければ、静止物体は静止状態を、運動物体は等速直線運動を続ける''' # トリプル・ダブルクォ […]

  • 2018.10.30

クラスの継承

クラスの継承  一般的に オブジェクト指向言語 においては、あるクラスをひな型として部分的に機能を改造したクラスを作ることを クラスの継承 (inheritance) とよびます。    ひな型となるクラスを スーパークラス (親クラス) とよび、スーパークラスをもとにつくられたクラスを サブクラス (子クラス) といいます。  以前の記事 で定義した Rectanglesクラスを再掲し、それをひな型として、サブクラスを設計してみます。 新しいメソッドの追加  サブクラスは class文 class サブクラス名(スーパークラス名): によって定義することができます。サブクラスは初期化メソッド […]

  • 2018.10.25

日付と時刻

datetimeモジュール  標準ライブラリの datetimeモジュールをインポートすると、日付や時刻を表すオブジェクトを扱えるようになります。 datetime.date  datetime.date は日付を扱うためのクラスです。西暦 (year), 月 (month), 日 (day) を引数に渡してインスタンスを作成します。3 つの引数はいずれも省略できません。 # PYTHON_DATETIME_DATE # In[1] # datetimeモジュールをインポート import datetime # datetime.dateクラスのインスタンスを作成 # 2018年10月15日 […]

  • 2018.10.19

カプセル化の概念

カプセル化  オブジェクト指向プログラミング の特徴的な要素の1つに カプセル化 (encapsulation) という概念があります。カプセル化とは、データを外部から隠蔽して見えないようにすることです。  Python ではクラスからインスタンスが作られるときに、インスタンス変数(データ属性)に値が渡されます。しかし、このインスタンス変数はあとで簡単に書き換えることもできるのです。サンプルコードを使って具体例を見てみましょう。 # PYTHON_CLASS_ENCAPSULATION_01 class MyDic: def __init__(self, *x): # 空白のディクショナリを用 […]

  • 2018.10.18

クラス変数とインスタンス変数

クラス変数とインスタンス変数(アトリビュート) クラス変数  クラスの内部 (スイート) に定義される変数を クラス変数 とよびます。  クラス変数はクラス自身がもつ属性値であり、すべてのインスタンスに共有されます。  たとえば、次のような単純なクラスを設計してみます。 # In[1] class My_class: x = 100  クラス変数 x はクラス自身がもつ情報なので、クラスの属性値として参照できます。 # In[2] # My_classのクラス変数xを参照 print(My_class.x) # 100  クラス変数を上書きすることもできます。 # In[3] # クラス変数を […]

  • 2018.09.30

モジュールのインポート

モジュールによるPythonの機能拡張  プログラミングにおいて頻繁に使われるデータ型や関数は、組み込み型や組み込み関数として Python 本体に内蔵されていて、特別なことをしなくても使えるようになっています。    組み込み型や組み込み関数だけを使って、目的のプログラムを作ることが難しいと感じたときは、部品の自作を始める前に Python に付属している 標準ライブラリ を探します。Anaconda をインストールしている環境であれば、標準ライブラリ以外にも numpy や scipy といったサードパーティーの強力なモジュールが使えるようになっています。    ライブラリとは モジュール […]

  • 2018.09.28

差し込み処理と書式指定

 "{} は2年次の必須科目です" というように、一部を空白にした定型文章を用意しておいて、{ } に任意の文字を入れることを 差し込み処理 といいます。Python では、このような差し込み処理を行なうために、文字列に format() メソッドが備えられています。   str.format()  str.format(x) は文字列に含まれる {} の中に x を差し込みます。 # PYTHON_FORMAT # In[1] # 名前の差し込み処理 subject = "{}は2年次の必須科目です".format("情報代数学") print(subject) # 情報代数学は2年次の必須 […]

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